粟田祭

粟田祭(あわたまつり)は、粟田神社の最大の祭礼行事
御出祭、夜渡り神事、神幸祭、剣鉾・神輿の巡行、還幸祭、例大祭の神事や行事を総称して「粟田祭」と称される

御出祭(おいでまつり)、夜渡り神事(れいけん祭)
 剣鉾(けんぼこ)が差されて神様がお渡りになる道筋を祓い清めて、その後、神輿渡御が行われる
剣鉾は、祇園祭の山鉾の原型といわれる
長さ約7〜8m、重さ40〜60kg
 剣鉾を一人で持ち、剣先をしならせながら鈴を鳴らして歩行することを「剣鉾を差す」と称される
神輿は、台座4尺7寸(141cm)と大型の神輿

粟田祭の例大祭
 舞楽の奉納も行われる


夜渡り神事
17時半ごろ粟田神社(三条通り)を出発
知恩院前の瓜生石まで行列
神輿9基(阿弥陀鉾、地蔵鉾を中心に)
18時過ぎに、門が開き、僧侶が知恩院から降りてくる
瓜生石前で、神仏合同の催事(けいれん祭)が行われる
最後に、僧侶・神職・関係者が瓜生石を3周します
再び、瓜生石の前で催事が行われ
僧侶が知恩院に戻り
神輿の行列が町内に向かいます

神幸祭
剣鉾(けんぼこ)と神輿(重量1200Kg)の行列があります
粟田神社で祭礼の後、神社の急な下り坂を下りていきます
まじかで見る神輿の迫力はすごい
三条通りに出た剣鉾と神輿は、平安神宮前、仁王門通の蹴上から
三条通りを下り、神宮道から青蓮院前に出ます
剣鉾は、電線等がないところで出来るだけ鉾差しをします
鉾差し:長さ6〜7m、重さ30〜40kgもある剣鉾を、腰につけた差し革で支えながら、バランスを取って練り歩く
神輿は、青蓮院の勅使門(天皇の使いや天皇のその人が来られる時に
粟田神幸祭3だけ開かれる特別な門が開かれ、神輿が階段を上がって門内に入ります
その後三条通り、白川通りを通って、神輿は東大路三条交差点に
ここで辻回し(交差点内を神輿をさし上げ死ながら3周します)
この後、粟田神社に戻ります


例大祭・舞楽

神事が行われ、舞楽があります